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HarborRegistry#

HarborRegistryは、起動に設定ファイルを必要とし、その設定ファイルはコンテナ内の /etc/registry/config.yml に位置しています。この設定ファイルへの変更は一時的なものであり、ポッドが再起動されると持続しません。

この設定ファイルは services/harborregistry/harborregistry.yml ファイル内に保存され、 /etc/registry/pre-config.yml としてコンテナ内にロードされます。

カスタムコンテナエントリーポイント services/harborregistry/entrypoint.sh は、提供された環境変数をこの設定ファイルに転送し、結果を /etc/registry/config.yml として保存します。

設定ファイルの内容#

  • CORE_SECRET
    • この値は、harbor-core に接続する様々なサービス間で一致しなければならない事前共有キーです。
    • デフォルトの値は、Harborがローカルで実行されたりCIテスト中に設定される secret123 です。
    • この値は、Harborが実行中のLagoonに初めてセットアップされたときに作成されるシークレットから取得されます。
  • HARBOR_NGINX_ENDPOINT
    • この環境変数は、harborregistryに、そのNGINXイングレスコントローラー harbor-nginxがどこで実行されているかを通知し、UI内で適切なプッシュとプルの指示を構築するため、その他の事項を通知します。
    • デフォルトの値が設定されています ローカルで実行したりCIテスト中には、http://harbor-nginx:8080になります。
    • プロダクション環境でLagoonが自動的にこの変数を取得しセットしようとします。そのプロセスに失敗すると、このサービスは実行に失敗します。
  • JOBSERVICE_SECRET
    • この値は、harbor-jobserviceに接続する各種サービス間で一致しなければならない事前共有キーです。
    • デフォルト値は、Harborがローカルで実行されるかCIテスト中にsecret123に設定されます。
    • この値は、Harborが最初に稼働中のLagoon上に設定されたときに作成された秘密から取得されます。
  • REGISTRY_HTTP_SECRET
    • この値は、harborregistryに接続する各種サービス間で一致しなければならない事前共有キーです。
    • デフォルト値は、Harborがローカルで実行されるかCIテスト中にsecret123に設定されます。
    • この値は、Harborが最初に稼働中のLagoon上に設定されたときに作成された秘密から取得されます。
  • REGISTRY_REDIS_PASSWORD
    • この環境変数は、harborregistryctlがRedisに接続するために使用すべきパスワードを指示します。
    • デフォルト値は空の文字列です。